クリプトエリツイッター

改正貸金業法が成立し完全施行されましたが、この間に銀行業界、消費者金融業界でかなり大きな動きがありました。

もっとも大きな動きとしては、独立系の大手消費者金融の多くが、メガバンクをはじめとする銀行のグループ傘下に入って、SMBCコンシューマーファイナンス（プロミス）やアコム等に代表される銀行系消費者金融が誕生したことです。

それまでの消費者金融というと、一部の企業で不祥事が続いたうえに、グレーゾーン金利という、法的根拠が曖昧な金利設定の問題なども含めて、暗いイメージが先行していた方も多いかもしれません。

しかし、改正貸金業法によりグレーゾーン金利も撤廃され、少々過剰なまでにユーザー保護がすすんだことで、環境は大きく改善され、個人向け融資が苦手な銀行と安定的かつ安価な資金調達を行いたい消費者金融の利害が一致したことから、多くの大手消費者金融が次々と銀行のグループ傘下となりました。

これにより生まれたのが銀行系消費者金融です。

一般企業よりコンプライアンスの遵守を迫られ、社会的にも市場的にも厳しい監視がされている銀行のグループであるという看板が大きな安心感を生み、その上に過去より培われてきた消費者金融ならではの機動力、利便性が追加されたことで、安心感と利便性の両立が可能になったといえます。



ただしこの業界の流れが波及したのは銀行系消費者金融だけではありません。
銀行本体が発行するカードローンなども、傘下の消費者金融が保証業務を受託する様になった事から、消費者金融の専売特許とも言えるスピーディで柔軟な審査を実現したカードローンも登場しており、それぞれの個人融資業務において、様々な相乗効果をもたらしているのです。

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